世界と対話すること
ー すべてのものの内には物語がある。風にも雨にも火にも。畑のトウモロコシが伸びるときに立てる音にさえ。ー Nancy Wood『今日という日は贈りもの』 p54
今回は、いつもと少し毛色を変えて、わたしがなぜ世界を旅したいのか、
その根源となってる思いについて、少しだけ書いてみようと思います。
わたしは毎回ブログの冒頭に、今までに影響を受けた言葉や小説の引用を載せています。
今回の記事の引用は、ニューメキシコ州在住の詩人・作家のナンシー・ウッド著『今日という日は贈りもの』より。
わたしの「世界観」は、この本に多大な影響を受けました。
日々を生活する中で、ときどき、自分は何かものすごく大切なことを忘れてしまっている・・・
そんな気持ちになることってありませんか?
それはたとえば
朝日の美しさだったり
空気のおいしさだったり
毎日日が昇って沈む普遍性だったり
はたまた、
生をもって今を過ごせていることだったり
大好きな人と笑い合えるしあわせだったり
そして何より、この世界が存在すること
地球という星があって、そこに生命が生まれて
自然ー木とか、海とか、花とか、空とかーなんてものは、人間なんかよりもずっとずっと先輩で、人間から「共生」なんて言葉を持ち出すのがおこがましくさえある、そんな存在に囲まれて
この地球で、人間というものが生まれて、社会ができて、悩んだり怒ったり悲しんだり、喜んだり笑い合ったりして、今を生きてる。
文化、街、信仰、生活、歴史ー 本当に多様な世界が広がっていて。
自分の目線で生きてるだけじゃわからないけど、100歩くらい引いて、地球を宇宙から眺めたとき。
自分が生まれて、生きている。
その事実のなんと途方のなく、美しいこと。
一方で、とても「美しい」とは形容できないような悲劇も世界には存在していて
もちろん、そこから目をそらして、綺麗な所だけを見て生きていくことはできない。
それでも、
日々、「美しい」と感じられること。
あらゆるものに耳を、心を、傾けること。
そうやって、世界と対話すること。
それを常に意識して生きる。
クサいなって思われるかもしれませんが、これが、わたしの生き方だったりします。
自分を取り囲むすべてが神秘で、奇跡みたいだって思います。
そんなあらゆる神秘を、世界をこの身体で感じたい。
便利で快適な日本では感じられない世界と対話したい。
そんな思いとともに、旅に出ます。
これがわたしの旅の根源にあるもの、な気がします。
ブログを始めた理由の一つに、ふだん口にはしない考えとか思いとかを、言葉にして書き留めておこうって思ったのもあって、今回こんなだらだらと頭の中を言語化しようとがんばってみました。
(苦手分野です・・・読んでて「???」ってなった人ごめんなさい。これから修行していきます)
実は、わたしはもうひとつブログを持ってて、そっちはおもに言葉を紡ぐ練習用、のような目的で、低頻度更新しています。
この記事の文章も一部こっちのブログから持ってきたんですが、今回みたいな毛色の記事はこっちで書いていく(予定)なので、もしよかったら覗いてみてください。笑
では、長々と読んでくださりありがとうございました。
わたしの言語能力ではどうもうまく伝えられないので、ぜひ『今日という日は贈りもの』読んでみてください。
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